オートマグの分解および組立のコツと仕組みについて【Abu アンバサダー521XLT PLUS】

オートマグの仕組みと分解および組立のコツ【Abu アンバサダー521XLT PLUS】

▲バネ、若干伸びちゃってますがこれぐらいなら問題ナシ♪

AUTOMAG:Abu アンバサダー521XLT PLUS

はい。

全国85,000人の521XLTフェチの皆様こんにちは。

今回はちょいとややこしい521XLTシリーズのオートマグ(AUTOMAG)なるブレーキユニット。

コチラのいじり方のコツや、仕組み的なところをワタクシなりに解説してみようかなと。

よろしければお付き合いください。

オートマグ(AUTOMAG)の分解および組立手順

分解自体はいたって簡単。

定位調整用の金具を止めてるビス(もしくはワイヤー的なもの)を外せばマグネットをはめ込んでる樹脂パーツを分離できます。

樹脂パーツと土台を繋ぐカタチで弱々しいバネが入っているので、その点だけはご注意を。。

更に、樹脂パーツ裏の磁力だけでくっついてる金属板を外してそのまま裏から押し出せばマグネットも取り出せます。

受け側のエッジがせり出す感じでストッパーになっているので、表側から無理に押し込まないようにしてください。

組み立てはチョイ厄介。。

バネが横たわるところのピン、これを一旦外側に押し出しておくとかなりラクチンです!

また、作業前にブレーキのダイヤルを「0」に合わせること。

バネを引き回す距離が最短になるので、セットがとても楽になります♪

☆マグネットをはめ込んでる樹脂パーツはご覧の通り、3本のピンで止まってます。

☆ちなみに今回はノーマル・スプールによる重めのルアー用を想定、とりあえずダイソー超強力マグネット6つ入れてみましたが予想以上にやり過ぎでした。。。

まぁ、バネのとりまわしに慣れれば特に問題ないかなと。

時折いただくご相談で多いのは、「元に戻した筈なのにダイヤル回してもマグネットユニット動かない!?」というもの。

そもそもそういう仕様なので、その辺はあまり気にしない方がよろしいようです。

斯くいう言うワタクシもアレコレ疑いバネを逆付けしてみたり、とりまわしを変えてみたり。

無茶した結果、弱々しいバネを曲げちゃったり伸ばしちゃったり何度かおかしなことに。。。

その積み重ねの甲斐もあり、今ではかなり仲良しになれました♪

オートマグ(AUTOMAG)のギミック

AUTOMAGのギミック、基本的には以下のような。

  • ・スプールの回転につられてマグネットユニットも回転(参考:アラゴーの円板
  • ・ハウジングに施された溝に導かれマグネットユニットが外側に
  • ・スプールの回転が安定している中盤では自動的にブレーキを弱めてキッチリ飛距離を稼ぐ
  • ・回転数が落ちてくるとバネのチカラで自動的にブレーキユニットの位置が戻る
  • ・同時にブレーキの効きも戻り終盤のバックラッシュを防ぐ!!

要するに、サミングの動作を自動的に補佐するイメージ。

イマドキなアレでいうとシマノさんのDCブレーキっぽいかも!?

いや、全然違うかもしれませんが。。

尚、外側のダイヤルの数値に関してですが。

数値を上げるとバネが引っ張られてブレーキユニットが外側に押し出されにくくなり、逆に弱めると押し出されやすく。

あと、ブレーキの最大値(すなわち投げ始めと投げ終わり)はマグネットユニットの取り付けの金具のツメの位置で決定。

設定が見出せれば殆どいじることはなくなると思いますが、コレを細かく調整したい方には若干面倒なのでマウナスポイントかも?

ちなみにバージョン違いによってココがネジ固定のものもあるのでご注意を。。

はい。

とりあえずそんな感じです。

AUTOMAGのキャストフィール、個人的にはかなり好みです♪

アラゴーの円盤、コチラの動画も分かりやすいかも?

++ 参考 ++
XLT系のアベイルスプール搭載カスタムに興味がある奇特な方は、コチラの記事からどうぞ。

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