史上最強のAmbassadeur 1000Cが爆誕しましたよ【アベイル 13462 ピニオン ブッシングBB】

史上最強のAmbassadeur 1000C爆誕【アベイル ピニオン ブッシングBB】

▲ベアリングシムという名の救世主♪

13462 ピニオン ブッシングBB:Avail

はい、標題の件。

非円形Abuのスレンダー系、溺愛アンバサダー1000Cをカスタムしたら史上最強に仕上がっちゃいました的なネタでございます。

きっかけは、新型コロナ云々の絡みで昨年中止となってしまった恒例の琵琶湖遠征

今年も集まれるかどうか何とも言えない状況だったのですが、準備だけは完璧にしておきたくて。

とりわけ湖北おかっぱりのワタクシ的メインロッド、サムルアーズ謹製サムスティックLight Trip wG52

コレに最も似合う1000Cを、極限まで理想に近付けるカタチで仕上げてみようかと。

ちなみにベイトリールをカスタムする際のお約束、アベイル軽量スプール化は1000C入手直後に実施済み

残す課題は巻き心地の改善、調子が良いときはあまり気にならないけど手持ちのソレはチョイ不安定。

オモムロにバリアルハンドルを追加で購入したのもその一環、DRTさん言うところの重さによる慣性の法則を利用して改善する的な。

もちろん、この対策も一定の手応えを感じられたのですが。

一方で、根本的な要因であろうスプール軸受周りの構造からアプローチしないとダメそうな印象もあり。

そのイメージでアレコレ対策を講じているうちに、今回の解決策に至った次第です。

結論から言うと、冒頭に記したピニオンギア周りのカスタムパーツが解決策のキモ。

ただし、これらはアンバサダー1500系ないし2500系用のアイテム。

数年前に試したときは、圧倒的な効果を見込めたもののサイズが微妙に合わなくて使えないと判断したのですが。

別アイテムで調整すれば1000Cでも恩恵に預かれることにふと気付いてしまい、実際に組んでみたら完璧過ぎて呆然とするレベル。。

これまで1000Cおよび2000シリーズのセッティングやカスタムに費やした労力は一体何だったのだろうと。。

ソンナコンナで。

「自己責任で」ということが大前提にはなりますが、カスタムとしては超お手軽なので宜しければ引き続きご覧ください。

1500系で定評のあるピニオン ブッシングBBを1000系で!!

キャスト後にピニオンギアを正しい位置に押し戻すピニオンブッシングなるパーツ。

純正品が樹脂による一体式なのに対し、アベイルさん版はピニオンギアに接する軸受部分をボールベアリング化して抵抗を抑える構造。

アンバサダー1000系でもメカニカルブレーキの内部に同様の機構を有しており、パーツの形状も酷似しているのですが。

前述した通り、実数値で言うと1500系ないし2500系の方が1mmほど突起部分が低くくなっており。

1000系にそのまま入れて使っていると、何らかの拍子でピニオンギアが浮いてしまい不具合や故障の要因に。。

でも逆の見方をすれば、その「1mmほど低い」問題さえ解決できれば流用可能とも言える訳で。

当初は別のアプローチで問題解決を試みていたのですが、そこでも最終的にスペーサー的なモノが必要な状況になり。

具体的に述べると、ボールベアリング直だとエッジがメインギアに僅かに干渉してしまうという厄介な症状が。

ソレを解決すべく色々と探しているうちに、偶然出会ってしまったのがベアリングシムなる超便利なパーツ。

ラジコンとか模型の世界では割と一般的なのでしょうか?

ワタクシは名称すら知らなかったので、検索することもできませんでした。。

それはさておきセッティング!!

入手したベアリングシムは外径4mm内径3mm、別の目的で購入したこともあって厚みは薄めな0.5mm。

本来なら2枚重ねて1mmにすべきところですが、感覚的には0.5mm1枚の方が何となく良さげな印象も?

どうやらピニオンブッシングがハウジング内で浮いてしまうようで、リーリングの際に微妙に共回りするような何とも言い難い違和感が。。

この辺の細かな調整など、まだ詰めれる余地があるかもですが。

キャスト面も含め、手持ちの非円形Abuの中で最上位に君臨している521XLT系カスタムに匹敵するレベルのステキな手応えが。

「溺愛1000Cの魅力を更に引き出せたかも?」

そんな自己満足的な達成感にドップリ浸っている今日この頃です♪

ちなみにワタクシ。

手持ちの2000および2000Cにも同様のカスタムを施そうとアベイルさんのピニオン ブッシングBBを複数購入しちゃいました。

ぶっちゃけ2000クラスだとスプール幅が広く重さも増すので体感度合いは下がりますが、ノーマルと比較した後では戻す気になれません。

もし巻き心地に不満がある2000シリーズをお持ちの方は、チャレンジしてみてもよろしいかもです♪

1000C巻き心地の改善策、当初の「別のアプローチ」とは?

純正ピニオンブッシングのアタマを削ってボールベアリングを乗せ、更にベアリングのエッジがメインギアに干渉することを防ぐ目的でベアリングシムを仕込む。

コチラの施策も原理的には同じなので、言うまでもなくかなりイケてる感じでした。

ただ、アベイルさんのピニオンブッシングBBの方がヒトツのパーツとしてまとまっているので精度が高くて効果も大きいのかなと。

どうしてもアベイルさんのパーツを買いたくない!という奇特な方は、希少な純正パーツを潰す覚悟でトライしてみても良いかもです♪

おまけ1:そもそも巻き心地にこだわるのは?

琵琶湖での思い出を何度も作ってくれた、サムルアーズ謹製コトカスミディアムでのスローリトリーブ・テクニック

ある程度の速さで巻くときは勢いで誤魔化せますが、スローリトリーブとなると巻き心地の改善がどうしても。。

そんなわけで、アレやコレやと躍起になっておりました。

尚、前述のテクニックに関してはコチラから。

ワタクシはこのブログ記事の著者に直々に教わり良い思いをさせて頂きました!!

おまけ2:そもそも1000Cにこだわるのは?

汝、「巻き心地云々言うならイマドキのリール使えばいいじゃない!」とか言うなかれ。

手持ちのサムスティック、Light Trip wG52は往年のフジグリップを採用しているショートロッド。

イマドキのリールが付かないわけではないのですが、世代的にはやっぱり80年代系のベイトリールで嗜みたく。

且つ、ワタクシの好み的にはやっぱり非円形でアベイルさんスプールが使えるモデル。

となると、必然的に521XLT系か1000Cかの二択。

堅牢性など実戦向きなのは正直521XLT系なのですが、見た目やウェイトバランス的には1000Cに軍配が

特に見た目において。

521XLT系だとマグブレーキユニットの分だけ横幅が広くなり、全体的に丸っこいエッジの意匠も相まってモッサリ感がどうしても。。

グリップやレングスに対してのサイズ感を含めた意匠のバランス。

この辺の好みはヒトそれぞれかと思いますが、どうせならカッコよろしいタックルで遊びたいなぁといった按配。

何はともあれワタクシには最高の組み合わせなのです、伝わらなかったらすみません。。

おまけ3:1000Cに限らず基本的なことですが

パーツナンバー5145、メカニカルブレーキの中に仕込む板も忘れずに。

良い感じに馴染むこともありますが、摩耗の仕方によってはキャスティングや巻き心地に影響するような抵抗にもなり得ます。

ワタクシは割とメカニカルブレーキを効かせ気味なので、気を付けている次第です。

ちなみにコチラのパーツもヘッジホッグさんで入手可能、アベイルさんのシンプルで上品なメカニカルブレーキノブと併せて是非♪

余談:メンテナンスする際はご注意を

このカスタムを施した場合、メンテナンス時に注意すべきことが一点。

それはリールをバラす際、不用意にスプールを抜き取らないこと。

いきなりスプールを抜いてしまうと、ベアリングシムを留めておくモノがなくなりリール内部で迷子になる可能性が。。

まずはメカニカルブレーキの蓋を開け、ピニオン ブッシングBBおよびベアリングシムを先に抜くよう心掛けてください。

「構造を考えたら当たり前だろ?」と思うかもしれませんが、ワタクシも横着してやらかしたことが既に数回。。

以上、念のためということで♪

はい、まとめます!!

本記事をまとめている間に。

残念ながら、今年の琵琶湖遠征も日時未定のまま延期と相成りました。

でもでも、いつかくるであろう本番に向けて。

引き続き、この史上最強のアンバサダー1000C(自称)を細かなところまで詰めていく所存です。

「できる時」に「できる事」を「できる範囲」で「できる限り」的な?

はい、良く分かりませんがとりあえずそんな感じです。

兎にも角にも、モロモロ早く落ち着きますように!!

動画でもご紹介♪

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