▲この角度だとわかりにくいかもしれませんが、右半分が新タイプ。
はい、調整版を組んでみましたよ。
使用したパーツは、前々回のエッジだけマイルドにした「シベリア的」なモノと同じでございます。
アレはアレで、水押しの程良い強さやしっかりロールするアクション等々とても気に入っているのですが。
基本動作を踏襲しつつ、もう少しフラットサイドらしい弱々しさを加味できないかなと。
そんな野望を抱きつつ、鉄工用ヤスリでガリガリ削って薄くしてみたところ。
まだ自宅風呂場テストのみではありますが、かなりよろしい感じに仕上がりました。
ちなみに両サイドのパネル。
アイの脇の切り欠きがあるものは、内部の背中の部分が肉抜きされてるフローティングタイプ。
切り欠きがないものは、背中の部分が無垢のままのサスペンドないしスローシンキング。
なお、この切り欠きの有無でのアクションの差異は感じられません。
それくらいじゃ変わらないんですね。。
☆いい感じで削れたと思っていたのですが、こうして見ると普通な感じに。まぁ、普通最高!ってことで。
☆ちなみに最大幅は1.4cm、前々回のモデルと変わってません。
で、以下はこれまでに頂戴したご質問への回答です。
Q:ウッド素材でわざわざレーザーカッターとか使う意味は?
A:不器用なワタクシには意味があります!
素材をデータ通り垂直にカットしてくれるので、とりわけアクションに影響しやすいウェイトホール整形での恩恵が高いかなと。
ウェイトにタングステン粘土を活用しているのも、正確に開いた穴の利点を最大限に享受するためです。
また、データで管理することが大前提になるので、同じパーツを容易且つ確実に複数切り出せることも大きなメリットです。
☆8mmアガチス材のカットの様子です、音量注意。
Q:貼り合わせが多いけどバランス崩れないの?
A:工程は「製作のしやすさ」を最優先しています。
バランスに関しては、パーツを選別する際に考慮すれば(今のところワタクシのレベルでは)問題は感じられません。
レーザーカッターで木材を削る(掘る)こともできるのですが、切り抜いたほうが圧倒的に速いことも関係しています。
それ故の3枚ないし4枚構造だったりします。
Q:ボディを削る際のポイントは?
A:まだまだ思いっきり試行錯誤中ですが、、、。
最初だけカッター等でざっくり切り出しますが、ほぼヤスリで整えています(鉄工用で荒削り→サンドペーパー粗め→サンドペーパー細かめ→耐水ペーパー)。
貼り合わせのラインを「等高線」的に捉え、左右対称の目安にしてなんとか調整しております。
Q:塗らないの?
A:まずはアクション(形状)から何とかしていこうということで。
塗装も強度面等々含めて考えると簡単ではないですし、制作環境に合った手法から探っていこうと考えています。
何にせよ、木工ルアー製作に関しては小学校4年生時にバルサの柔らかさに閉口して挫折して以来のことです。
そのレベルで見ていただけるとありがたいです。
また、工具をちゃんと扱える方にはメリットと感じられることは少ないかもしれません。
不器用でも楽しめる、Fab思想ベースの日曜ルアー製作ということで。
それはさておき。
自分で作ったルアーで遊ぶのって本当に面白いですね。
先人たちのノウハウを参考に精進してみます。
まぁ、そんなところで。
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