▲別のリールで巻き取るカタチで検証!!
バンタムMGLほか手持のベイトリール VS PEライン
はい、当方ベイト リール フェチであると同時にPEラインフェチ(高比重PEないしシンキングPEライン含む)。
ベイトリールにPEライン、正直なところ「万人向け」の組み合わせとは言い難いですが。
PEラインの伸びにくさによる感度の良さや、高い強度のお陰でラインを細く且つ軽くできる等々のメリットがワタクシ的には捨て難く。
ソンナコンナでバンタムMGLもPEラインで楽しむべくアベイルさん謹製3.6mm浅溝軽量スプールを導入。
だがしかし、ナカナカ試しに行けなかったのでとりあえずどんな感じなのかお家で検証してみようかなと♪
最大の懸念点はスプール上での摩擦
ベイトリールでPEライン、最大の懸念点はキャスト時に生じるスプール上での摩擦。
摩擦での抵抗が強くなると、スプールの回転が乱れて突発的なバックラッシュを導くことに。。
この事象の要因のヒトツがレベルワインドとスプールとの距離。
ライン放出時、ある一定の角度を越えるとスプール上でのPEライン同士の摩擦が強まるのですが。
上記図の通り、レベルワインドが近ければ近いほどその影響範囲が広くなり。
例えば往年の名手カルカッタコンクエスト50S、PEラインを最初に試したリールがこのモデルだったのですが。
超タイトなレイアウト故にスプール上での摩擦の強さもトップクラス!放出されるラインの暴れっぷりからも見て取れるかと。。
※ラインの角度が最大になるようレベルワインドを端に寄せています
※ラインの角度が最大になるようレベルワインドを端に寄せています
ちなみにコチラの動画で用いたPEラインはやや太めな1.5号、当初はコレを細めていけば何とかなると思っていたのですが。
太さの違いは勿論、様々な銘柄のPEラインを幅広く試してみたものの結果的にはウンともスンとも。
もちろん、スプール上で生じた摩擦による抵抗を打ち消すことができるウエイトのルアーを投げている分には問題ナシ。
でもでも、当時の主な目的が管釣りでのベイトフィネス。
具体的には1.0g以下の超軽量ルアーを気持ちよくキャストすることだったので、ドウニモコウニモ四苦八苦。
兎にも角にも、コンクエスト50SはPEラインの使用に関して言えばすこぶる気難しいコでした♪
本題、バンタムMGLとPEラインの相性
カルカッタコンクエスト50Sほどではないですが。
バンタムMGLも割とコンパクトな設計なので、レベルワインドとスプールとの距離がまぁまぁタイト気味。
でも中央よりもチョイ上が拡がっている絶妙なガイド形状が非常によろしい按配で、PEラインとの相性も思っていたよりは全然大丈夫。
※ラインの角度が最大になるようレベルワインドを端に寄せています
※ラインの角度が最大になるようレベルワインドを端に寄せています
動画では若干の引っ掛かりが見受けられますが、感触的にはルアーウェイトが3gもあればよかろうと。
尚、スプールは前述の通りアベイルさん謹製の3.6mm浅溝軽量タイプに変更。
その流れで「欲が増す」とでも申しましょうか。
このスプール性能なら3g以下のルアーもラクに使えるようにしてみたいなぁという思いがソコハカトナク!?
で、後日。
勢い余って禁断のレベルワインドカスタムに手を染めてみましたよ。
ぶっちゃけオススメはしませんが、管釣りベイトフィネスでの扱いやすさは実感できました♪
※ラインの角度が最大になるようレベルワインドを端に寄せています
※ラインの角度が最大になるようレベルワインドを端に寄せています
関連リンク:バンタムMGL諸々カスタムを管釣りトラウトで試してみました!!
詰める余地?縦方向のラインの角度
バンタムMGLの独特なラインガイド形状を見て、ふと気になったのですが。
レベルワインドとスプールの距離だけでなく、高さ的な要素もソレナリに影響があるような?
まぁ、スプール上での摩擦云々というよりはラインガイドへの入射角による抵抗の方が影響ありそうですが。
いずれにせよ抑えられるところは抑えたく。
その確認的に、アベイルさん謹製スプールに巻いていたラインを丸々ノーマルスプールに巻き直して再検証。
糸巻き量を少なくすることでスプールの高さを下げ、ラインの放出角度を浅くする的な算段。
ラインの巻き方が雑だったのかブレーキ設定が甘かったのか、映像的にはノーマルスプールの方が引っ掛かりが強く見えますが。
同じくライン放出角度を浅く調整したAbu1000Cの方はとてもよろしい印象なので、縦方向での調整に関しても詰める余地はあるのかなと。
※ラインの角度が最大になるようレベルワインドを端に寄せています
※ラインの角度が最大になるようレベルワインドを端に寄せています
※ラインの角度が最大になるようレベルワインドを端に寄せています
※ラインの角度が最大になるようレベルワインドを端に寄せています
ただ、バンタムMGLのノーマルスプールだと直径が小さ過ぎる感じがナキニシモアラズ。
故に、アベイルさんのバンタムMGL用軽量スプール5.8mm溝を購入するという手もあったのかなぁと。。
まずは手持ちの3.6mm溝スプールでの調整をもう少し試すつもりですが、追々もしかしたらもしかするかもです♪
比較対象的検証:Concept Z
こちらはボールベアリングなしベイトリール、13 FishingさんのConcept Zでの検証。
パーミングしやすいコンパクトなボディ故なのか、イメージしていた以上にラインが暴れていて少し驚いています。
※ラインの角度が最大になるようレベルワインドを端に寄せています
※ラインの角度が最大になるようレベルワインドを端に寄せています
普段、1/4oz以上のスピナーベイトやクランクベイトなど巻物用として活用している分には全く気にならなかったのですが。
ただ、PEラインはこういうカタチでも摩耗しているということを意識しておいた方が良いのかも?
比較対象的検証:レボALC BF7 L
何気に溺愛度が増しているレボALC BF7 Lですが、コレも映像的には割と引っ掛かりがありました。
ブラックバスでのベイトフィネスでは特に気にならなかったのですが、トラウト管釣りでアンダー1gを投げるとなると少し無理があるナと感じており。
※ラインの角度が最大になるようレベルワインドを端に寄せています
※ラインの角度が最大になるようレベルワインドを端に寄せています
購入記事の方でも触れましたが、もしトラウト管釣りなどでアンダー1gのルアーを手軽に楽しみたいのならブレニアスにいくのもアリ?
横方向のライン角度を強制的に抑えるナロースプールを搭載しているし、尚且つアベイルさんスプールも出ているのでワタクシ的にも未だに興味深く。
同様に、レギュラーサイズのルアーをPEラインで楽しむ用にはナロースプールな17エクスセンスDCなどという選択肢も?
逆説的に、ワイドスプールのAbu2000Cで検証してみたところ。
スプール上の抵抗がかなり大きくて、リール自体が徐々に回っちゃうという切ない結果に。。
※ラインの角度が最大になるようレベルワインドを端に寄せています
※ラインの角度が最大になるようレベルワインドを端に寄せています
比較対象的検証:アンバサダー521 XLT
こちらは誰が何と言おうと80年代の名機!アンバサダー521 XLTでの検証。
初期型に採用されている「クラッチを切るとフリーになるレベルワインド」が効果を発揮し、ライン放出時のスプール上での引っ掛かりはほとんどナシ!
※レベルワインドがフリーになる機種です
※レベルワインドがフリーになる機種です
アベイルさん製4000番用軽量スプールと相まって、セットするロッド次第で2g前後のルアーも苦になりません。
この辺のカスタムに関しては、ココをご参照ください♪
はい、まとめ
PEラインの銘柄や太さ、またはリールのブレーキ設定やタックルバランス等によっても結果は変わりますが。
その辺も絡めると、アレコレ収集つかなくなるので今回は思いっきりすっ飛ばしてみましたアシカラズ。
あと現状では守備範囲外なので触れませんでしたが、ダイワさんのTWS搭載ベイトリールなんてのもやっぱり気になっていたり。
現状ソッチ系のギミックはAbuのXLT系で満足しているので特に予定はないのですが、もしかしたらコチラもそのうち。。
そんなわけでダラダラ長くなりましたが、今回は手持のベイトリールとPEラインとの相性チェック的なネタでした♪
はい、とりあえずそんな感じです!!
バンタムMGL+PEライン活用事例動画「その1」
バンタムMGL+PEライン活用事例動画「その2」
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